アイスランドにはWOWエア(ワオエア)という格安航空会社(LCC)があります。
WOWエアってどんな会社なの?聞いたことないよ、と不審に思っている方も多いのではないでしょうか。
まだ日本には就航していませんが、アメリカやヨーロッパの都市からアイスランドに飛びたいという場合には、その激安価格で人気があり、多くの人に利用されている格安航空会社です。私も、過去2回このWOWエアを使って、アメリカからアイスランドに行きましたが、いつもほぼ満席でした。
本記事では、実際に2017年と2018年にWOWエアに搭乗して感じたことをもとに、WOWエアをオススメする理由・WOWエアの注意点を紹介します。
更新:2019年3月28日、WOWエアが財政破綻のため運行が全てキャンセルになったというニュースが飛び込んできました。ご注意ください。
WOWエアとはアイスランドのLCC
2012年6月からアイスランドのケフラヴィーク国際空港を拠点に就航している格安航空会社(LCC)です。
WOWエアはヨーロッパ・アメリカを中心に29都市を激安価格で就航
アメリカとヨーロッパの29の都市から、アイスランド・レイキャビック行きの飛行機を飛ばしています。日本からであれば、パリやロンドン、フランクフルトを経由してアイスランドまでという旅程も計画できます。
なんと!ロンドンからだと、片道$39(約4000円)という切符もありました。
引用:WOWエアホームページ
WOWエアをおすすめする理由
1.運賃が激安!
サンフランシスコからアイスランドの首都レイキャビックまで、日によっては片道$129です。
往復で3万円をきります。
私は、年末年始の半額キャンペーン時に運良く予約できたときは、更に安く往復$150程度(日本円で約17000円)でサンフランシスコからアイスランドまで行くことができました!
2.清潔!
正直、アメリカ系の航空会社と比較するとWOWエアのほうが中がきれいです。
機体にもよるのかもしれませんが、機体も新しいように感じます。
3.座席間隔が広い!
WOWエアのサイトによるとシート間隔は73-78センチとのこと。
体感的には、ANAやユナイテッドよりも広いのではないかと思えるぐらいのシート幅で快適に過ごせました。
身長180cmの人でも、前の座席に膝が当たっていませんでした。
下記は、165cmの私が座ったときの座席スペースの様子です。
また、私達が乗った機体には各座席にコンセント口もあり、バッテリー残量を気にすることなくIPADを使うことができました。
WOWエアの注意点
他のLCC系航空会社と同じく、飲み物・エンタメ系の機内サービスはゼロ、荷物の持込・預入には追加料金がかかります。
預け荷物の料金が高い
例えば、サンフランシスコからアイスランド間だと荷物の持込・預入に片道$60〜$80の料金がかかります。
飛行機代と比較すると、荷物料金に関しては高い(く感じる)ので、とにかくコンパクトにすることをおすすめします。
機内持ち込みが1つだけ
無料で持ち込める荷物は小さいバックが1つのみです。
しかも、そのサイズは42㎝X32㎝X25㎝と他のLCCと比べて一回り小さいです。
他社の機内持ち込みサイズについて、グレゴリー・コンパス40の機内持ち込み可否を検証の中で表でまとめています。
経済的に旅行したい人たちは、機内持ち込みサイズのバックパック(明らかに規定のサイズより大きい)にパンパンに詰めて追加料金無しで乗っていました。
私も、機内持ち込みサイズのバックパック(Gregory Compact40)で乗りましたが、サンフランシスコでもレイキャビックでも、荷物のサイズや重量をチェックされることもなく、幸運にも追加料金無しでのることができました(2018年2月)。
WOWエアでの旅行に最適なバックパック、グレゴリー・コンパスについてグレゴリー・コンパス40の最新レビューでまとめています。
機内食は全て有料
機内食は、通常は全て有料です。
理由はわからないものの、1回だけサンドイッチと飲み物が無料で配布されたこともあります。
基本的に、機内食は何も提供されないと考えた方がいいです。
レイキャビックの空港の食べ物は高い(サンドイッチ1つ約1000円)ので、市内で買って持ち込むことをオススメします。
水は、空港内に飲料水を汲む機会がありました。
さいごに
LCCも色々ありますが、多くのLCCを試してきた中でWOWエアの機内は清潔でかなり良いと感じました。
もし、再度アイスランドに行くことがあれば利用すると思います。
もしアイスランドに行く機会があれば、ぜひWOWエアラインを試してみてください。