【必読】マンガ「北北西に曇と往け」の聖地リスト【アイスランド編】

アイスランドを舞台にした入江亜季さんの「北北西に曇と往け」が連載されています。

アイスランドで検索していたところ、偶然このマンガのことを知り、アマゾンでも評価が高く4.5点と絶賛されていたので一体どんな話なんだろうと思い読んでみました。

物語に引き込まれ、思わず2巻目も購入してしまいました!

この記事では、「北北西に曇と往け」の読者の方向けに、漫画に登場するアイスランドの場所をリストにして紹介しています。

目次

「北北西に曇と往け」は漫画で読むアイスランドのガイド本

2017年10月に第1巻が発行された、入江亜季さんのマンガ。

現在、第5巻まで発売中。

主人公はアイスランドに祖父と住んでいる17歳の男の子。職業は探偵。

物語の展開はこれから深まっていく感じですが、表紙の絵が綺麗なので、ジャケットを見て買ったという方も多いようです。

こちらが公式の案内文です。

第1巻の内容紹介: 舞台はアイスランド島、北緯64度のランズ・エンド。
17歳の主人公・御山慧には3つの秘密があった。
ひとつ、クルマと話ができる。ふたつ、美人な女の子が苦手。
3つ、その職業は、探偵――。
あるときは逃げ出した飼い犬を連れ戻し、
またあるときはひと目ぼれの相手を探し出す。
愛車ジムニーを駆りながら、
胸のすくような探偵活劇が、いま始まる!
若き魔法使いの成長を描いた『乱と灰色の世界』から2年。入江亜季の最新作は極北の大地が舞台の“エブリデイ・ワンダー”!!

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私も実際に読んでみましたが、これからアイスランドに旅行に行くというかたにもおすすめしたいマンガです。

というのは、マンガの中にアイスランドの豆知識がたくさん紹介されているので、探偵マンガですがマンガで読むアイスランドのガイド本とも言えます。

私も勉強になりました!

表紙の色使いに、アイスランドの綺麗な空気感がよく表現されています!

あとがきの中で、作者の入江さんが下記のように記されていたのを読んで、私と同じ様にアイスランドを大好きになった人がいたんだ!と嬉しくなりました。

そして、一番ワンダフルでアメイジングで最高だったのは、アイスランドをドライブしたことです。そこに立てば、生き物の生きる力や、道具の役割、自然というものを考えてしまう土地です。

引用:北北西に雲と征け 第1巻 あとがき

では、実際に物語に登場した場所を紹介していきます。

ハットルグリムス教会/Hallgrímskirkja

ハットルグリムス教会
  • 登場する話:第3話・第13話
  • 住所:Hallgrímstorg 101, 101 Reykjavík, Iceland 地図 Web
  • 営業時間:午前9時〜午後5時(10月〜4月)、午前9時〜午後9時(5月〜9月)

アイスランドで最大、かつ最も高さのある協会。

高さは74メートル。

展望台に登ることも可能です。

マンガでは入場料は900 ISKでしたが、最新の入場料は1,000 ISK(約千円)です。

展望台に登ると、レイキャビックのカラフルな街並みを一望できます。

1945年に建設開始して、1986年に完成とナント41年の月日がかかっています。

レイキャビック市内のどこからでも見つけられるユニークなデザインですが、デザインのモデルにしたのは、アイスランドの山・氷河・トラップ岩とのことです。

トラップ岩ってよくわからなかったのですが、おそらく私が勝手に呼んでいる五角形?の柱状岩のこと(写真左)のようですね。

こうやって比べてみると、似ていますか? 

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チョルトニン湖/Tjörnin

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  • 登場する話:第3話・第4話・第13話
  • 住所:Fríkirkjuvegur 5, 101 Reykjavík, Iceland 地図

第3話の最後に、主人公慧(けい)の祖父が歩いているのはチョルトニン湖のほとりです。絵の中でも水鳥が多く描かれていますが、本当に水鳥がたくさんいましたよ。レイキャビックの中心地にありますし、ハットルグリムス協会とも近いのでぜひ散策の途中にどうぞ。

ケプラヴィーク国際空港/Keflavík International Airport

登場する話:第6話・第12話

住所:235 KEFLAVÍKURFLUGVÖLLUR 地図

国際便でアイスランドに到着する場合は、多くの場合この空港に到着するので、旅行者には馴染みの空港。

元は、米軍によって第二次世界大戦中に建設され、なんと2006年まで米軍が駐留していたようです。

建物は、新しくて綺麗。

残念ながら私が愛用しているプライオリティ・パスを使って入れるラウンジはありません(2018年4月時点)。

空港内のトイレは、各個室の中に洗面台があり非常に豪華!

出発時はもちろんのこと、到着時にも免税店に立ち寄ることができるので、お酒を飲む人はこの免税店で買っておかないと、市内だと高い税金を払うことになります。

詳しくは、記事「アイスランド旅行のアルコール購入は到着時の免税店で!」で紹介しています。

グトルフォス/Gullfoss

登場する:第14話

場所:地図 Webサイト

黄金の滝と言われる最大級の滝。

幅は最大70メートル。滝は2段構成(15メートルと30メートル)。

かつては、この滝は個人の所有物(!)でした。

当時、賃貸差契約を交わしていたイギリスの企業がこの滝で水力発電を作ろうとした際に、所有者の娘が弁護士を雇い、賃貸契約の無効化を訴えました。

建設をやめなければ、滝壺に飛び込むぞとした脅し話が有名ですが、それもその活動の一例のようです。

最終的には、賃料の払込が十分になされなかったとの理由で契約は無効となり、結果的に水力発電所の計画は頓挫しました。

現在は、アイスランド政府の持ち物とのことです。アイスランドの人の自然に対する想いが伝わってくるエピソードですね。(参考:About Gullfoss Waterfall | The Official site for Gullfoss Waterfall

冬場は滝の近くまで行くことができませんが、夏場は滝のかなり近くまで近づくことができます。

その場合、滝のすさまじい水しぶきで洋服がビシャビシャに濡れますので、レインコートかウォータープルーフのジャケットが必要です!

滝の横には、カフェとお土産屋さんが併設されています。お手洗いもありますよ。

間欠泉/Geysir

アイスランドの間欠泉

登場する話:第14話

場所:Haukadalur, 35, Iceland 地図

一定間隔ごとに、間欠泉から熱湯が吹き上がります。

そのエリア一帯にいくつかありますが、大きく吹き出す間欠泉と小さい間欠泉があります。

数年前に訪れたときは、人も少なかったので温泉卵をほとりの川で作れたのですが、2018年2月に訪れたときは、人がいっぱいでそれどころではなかったですね。

なお、間欠泉の正面にお土産屋とレストランがあります。 

シンクヴェトリル国立公園/Þingvellir

アイスランド 世界遺産 シルフラの泉でダイビング

登場する話:第14話

場所:地図 Webサイト

ユネスコの世界遺産。

海嶺が地上に露出した部分が見られます。

左に北米プレート、右にユーラシアプレートをみながら、大地の裂け目を歩くことができます。

更に、2つのプレートの間にできたシルフラの泉では、100メートル先も見通せるという恐ろしく透明度の高い湖を泳ぐこともできます。

ダイバー憧れの地ですが、シュノーケリングで泳ぐこともできますよ!

レイキャダールル/Valley of Reykjadalur

登場する話:第17話・第18話

場所:地図

行きたいと思いながら、ずっと行くことができていない場所です!

川の中にある温泉。

レイキャビックから約40分のドライブした後、片道約1時間のハイキングで自然の温泉を楽しむことができます。

また、出口付近には美味しいアイスクリームショップもある模様。

次回、アイスランドに行ったらぜひ試したい!

ブルー・ラグーン/Bláa lónið/Blue Lagoon

登場する話:第18話

場所:Nordurljosavegur 9, 240 Grindavík, Iceland 地図

おそらくアイスランドで最も有名な温泉です。

空港の近くにあります。綺麗だけど、入場料が6000円〜7000円と高すぎる!

でも、一度は行ってみたい場所ですね。

さいごに

いかがでしょうか。

アイスランドに行って、マンガの舞台を実際に見てみたい!と思ったのでは?著者の入江さんも感動したアイスランド、私も友人に薦めています。

アイスランドへの旅行費用は幾らかかるの?という方向けには、本ブログの人気記事「アイスランドの旅行費用の徹底比較」をどうぞ。

アイスランドの名所編だけで長くなってしまったので、「北北西に曇と往け」の自然・食べ物編は他の記事にわけますね。

マンガ読みたくなりました?マンガはこちら。

北北西に曇と往け 1巻 posted with ヨメレバ 入江 亜季 KADOKAWA 2017年10月13日 AmazonKindle楽天ブックス

アイスランド観光・旅行前に読んでおきたい!まとめ記事

私が35カ国旅した中で、最もお気に入りの国のひとつ「アイスランド」の観光情報について、渾身の力を込めてまとめました。 

観光ガイドには載っていない、実際に旅行しながら発見した穴場スポットも含めて、体験談込みで紹介しています。

アイスランドへの旅行や観光を考えている方にオススメです。

アイスランドの観光情報をまとめた記事はこちら

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この記事を書いた人

みりんのアバター みりん 会社員トラベラー

35カ国以上旅しても、やっぱりアイスランドが大好きなフルタイム会社員。福岡出身、アメリカ在住。
アイスランドを旅するために、毎日IT系の仕事をして働いています。
2013年にアイスランドを初めて訪れて以降、その自然の美しさとアイスランド人の優しさに感動。行くたびにアイスランドが大好きになっています。

アイスランド以外の旅行情報は別サイトで発信しています。
私のアイスランドの一番のお気に入りは、ダイヤモンドビーチ。
将来は、アイスランドの観光大使になりたい、そんな夢を持っています。

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